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page1/3 予定よりも早く着いたので、とりあえず海の状況を見に、スイム会場へと向かった。街の中ではさほど強く感じない風も、海岸沿いでは強烈だった。海も波が高く、しかも泥で黄土色に染まっており、不気味ささえ漂わせていた。さすがに、これでは泳げそうにない。 15:00からはじまる競技説明会では、スイムの中止と、バイクコースの短縮(145→73km)が発表された。嬉しいやら、物足りないやら、ちょっと複雑な気分である。 しかし、これは明日の朝、警報が解除されていた場合で、もし警報が出ていたら、バイクもなくなり単なるマラソン大会になる、とのアナウンスもあった。 競技内容が大幅に変更となったため、質問が多く、いつもより長い競技説明会だった。
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大会当日 8:30にkikuさんの車で、スタート地点へと向かう。少し風があるが、バイクの走行に危険を及ぼす程ではない。とりあえず、セレブマラソン大会になるのだけは免れそうだ。 会場へ着き、登録を済ませ、バイクをセッティング。それを終え、仲間と談笑していると突然、雨が降って来た。
スタート地点で並んでいる時は、そんな気はなかったのだが、スタートすると急にエンジンが全開となり、気がつくと4:00/kmを切るハイペースで飛び出していた。同じトライアスロンチームの誰もが驚く、無謀な飛び出しである。しかし、走り始めたら、もう止まらない。台風の余韻が残る海岸沿いのコースを突っ走った。 風が強いが、それを全く感じさせない快走。この後、バイクと42.195kmのランがあることなど、全く頭になかった。「うわぁ、えらい上位におるなぁ。今日は軽く100位以内に入れそうや」とのんきに思っていた。この後、自分の身体に、台風並みの反動が来ることなど、この時点では想像さえしていなかった。 第1ランは、33:27(着替え時間を含む)で、750人中41位でフィニッシュ。いまだかつてないスタートダッシュだ。
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