15 July 2007皆生トライアスロン2007 Run:8.3km/Bike:73km/Run:42.2km  

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バイク/73km

バイクコースは危険な山岳部分がカットされ、145kmから73kmに短縮された。レースで100km以下なんて、何年ぶりだろう、記憶にない。それくらい73kmは短いと思っていた。と同時に、楽勝だと心の中で笑っていた。

前半から、逆風であろうとも、がんがんペダルを踏み込んでいった。
しかし、上位40位前後でのバイクの争いはレベルが高い。50位以内でレースをしたことがない私にとっては、未体験ゾーンだ。ちょっと足を緩めると、どんどん抜かれてしまう。水分を補給しているだけで、さらに抜かれてしまう。だから、常に力を込めてペダルを踏み込み続けるしかない。

 

 

 



今までにないハイペース。あっと言う間に1時間が経ち、そして私のスタミナは早くも底をついてしまった。「えっ、もう終わり?」、まるで安物のカセットコンロのようにあっけなく、そして突然、私のエネルギーは尽きてしまった。この時点では、まだ50位以内にいたはずだ。だが、情けないことに、それを引き上げるどころか、維持することも不可能となっていた。

40kmを越えたところで、同じチームのN田くんに軽く抜かれ、その後続にもレベルの差を見せつけられて、抜き去られた。一人、明らかに次元の異なる遅いペース。箱根駅伝に、ジョギング中の80歳のおじいちゃんが紛れ込んだかのような、歴然としたスピードの差があった。

差を痛感し、自らのバイクの弱さを実感した。と同時に来年はこのレベルでも最後まで走り切れる力をつけようと決意した。
しかし、決意したところで、今日のレースは終わらない。従来の145km時と同じくらい、苦しみ、悶えながら、ゴールを目指すしか道はなかった。唯一の救いは、天候。小雨で、気温もこの時期にしては低く、絶好のコンディションだった。

バイクゴール前の延々と続く河原沿いのコースは、逆風だった。ここでも、80歳のおじいちゃんと化した私は、まるで逆風を受けているのは自分だけではないか、と思うくらい、後続の選手たちに軽々とパスされた。ゴールした時の疲れ方は、145kmと全く変わらなかった。
バイクラップ/2:22:46(バイク順位216位)



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