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小松鉄人レースは、今年で26回目を迎える、思ったよりも伝統のある大会だ。
この大会には、
鉄人の部(バイク64km+登山10km+ラン20km)
ロングデュアスロンの部(ラン8km+バイク64km+ラン20km)
ショートデュアスロンの分(ラン6km+バイク44km+ラン6km)
リレーの部(ロングデュアスロンと同じ)
以上、計4つの部門がある。
私はロングデュアスロンの部に参加した。
受付は土曜日の13:00から。余裕をもって、7:30には家を出た。今回は久しぶりに独りでの遠征。でもカーナビがあるので、安心。方向音痴の私も迷子になることはない。ちゃんと会場である小松ドームも、カーナビの地図にあった。
カーナビに言われるがままドライブすること約4時間、緑あふれる大地に、ぽっかりと白い丸い屋根が目に飛び込んで来た。田畑のど真ん中に、超近代的な開閉式ドーム。まさに、税金の○○使い!と叫びたくなるような贅沢な施設だ。私の住む豊中には、これに匹敵するような建物はないような気がする。
ここ小松ドームでは、受付、競技説明会、ラン‐バイク‐ランのトランジット、ゴール、閉会式など、すべてが行われる。まさに「使わな損!」みたいな感じだ。
競技説明会と開会式は1時間程度で終わった。
17:00にホテルにチェックインし、軽くランニング。走っていると「松井秀樹野球記念館」と書かれた看板を発見。特にファンではないし、見たいものもないのだが、ミーハーな私の足は自然とそちらに向かってしまった。駐車場には、少年野球チームのマイクロバスが1台、寂しそうにとまっていた。
誤算1
コンビニでお弁当を買い込み、準備万端。19:00から楽しみにしていた「ガンバ大阪vs大分トリニータ」の試合を見るぞ!と意気込んでいた。しかし、スイッチを入れて、自失呆然。顔面蒼白。スイムを終えてバイクに乗ろうとしたら、バイクがパクられていた、それくらいのショックだ。
なんとプロ野球パリーグの優勝が決まる試合とかで、急きょ番組が変更されていたのだ。ガンバの放送は、22:10から。明日の朝は4:30起床なので22:00には寝ようと思っていた。ガンバをとるか、レースをとるか、ほとんど迷うことなく、ガンバの試合を観戦した。就寝00:15。大きな誤算である。
誤算2
4:30、寝不足には違いないが、スイムがない分、気持ちは楽。しかし、窓の外を見て、そんな気分は一転。なんと、雨が降っているのだ。まだ夜が明けておらず真っ暗なのだが、濡れた路面が街灯に照らされ黒く光っているのが、はっきりと見えた。
一気に憂鬱になった。天気予報は曇りだったはず。大会関係者も開会式で、はっきり「明日は雨の心配はありません」と言っていた。止みそうな気配さえもない。これまた誤算である。
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1st Run 8km
6:00、スタート受付地点である小松ドームに到着。こんな雨の日は、ドームがありがたい。昨日預けたバイクも濡れていない。ウォーミングアップも、雨に打たれることはない。
スタート15分前。集合がかかる。雨は、やはり全く止みそうにない。気温は17℃で、肌寒い。ウインドブレーカーがあれば、着て走りたいくらいだ。
7:30、市長のピストルを合図に、スタート。私がエントリーしているロングデュアスロンの部は、121名の参加だ。
7月の皆生トライアスロン(台風の影響でデュアスロンに変更)で、第1ランの飛ばしすぎは命とりになることを学んでいたので、少々自重気味に走りはじめた。だいたい4:00/kmペースだ。自重して4:00/kmは、速い!と思われるかも知れないが、自重気味で4:00/kmで走れていたのは、最初の4kmだけだった。後はペースを上げるどころか、維持することさえ困難な状態に陥った。
第1ランは、32:29で13位。だいたい予定通りのスタートとなった。 
写真に雨が写るくらいの土砂降り。ゼッケンが剥がれかけている。
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