30 Sep. 2007小松鉄人レース2007 Run:8km/Bike:64km/Run:20km  

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Bike:64km
ランで身体が温まっていたせいか、バイクに移っても寒さは感じなかった。(最初だけ)
バイクパートに移ると、予想した通り、抜くことはほとんどなく、抜かれるだけの苦しい展開となった。しかし、あせらず、マイペースで走り続けた。参加者が少ないので、時間が経つにつれ選手がバラけてくる。時々、前に誰もいなくなって、不安になることもあった。

一番驚いたのは、ドラフティング(前の選手の後ろ付いて走ること)の多さ、取締りの甘さである。競技説明会では、厳しく警告すると言っていたが、実際はほとんど野放し状態だ。選手の自覚も低く、やりたい放題である。おそらく、参加者にサイクリストが多いせいだと思われる。彼らは、練習でも、レースでもドラフティングをしているので、ルール違反という自覚がないのかも知れない。

そんな中で、私はルールに従い、まじめに単独走行を続けた。
それでも、バイクラップ18位は、よくがんばったと言える。唯一失敗だったのが、フラスク(マヨネーズの容器を1/4の大きさにしたようなもの)にPower Gel(エネルギー補給食)を入れたことだった。Power Gelは、この日のように気温が低いと固くなり、フラスクのような飲み口の小さなところからは、出てこなくなるのだ。トライアスロンのように、気温25℃以上なら、液体に近いので、簡単に飲むことができる。

しかし、この日は、低温のためPower Gelが固まってしまい、フラスクを思いっきり握り、顔を上に向けて搾り出さないと出てこない。雨で路面は滑りやすいので、非常に危険である。結局、ほとんど補給できずにバイクパートを終えることになった。
バイク走行中は寒くて仕方がなかったが、雨にも関わらず、熱心に応援してくれる地元の皆さんの気持ちだけは温かった。

 





2nd Run:20km
ロングのトライアスロン(ラン42.2km)なら、5:00/kmペースで走れば、おもしろいように追い抜いていける。しかし、今回のように20km程度だと、5:00/kmペースでは抜かれっぱなしになる。
私が思うに、5:00/kmペースなら、脚を前に運ぶイメージで出せるスピードである。わかりやすく言うと、脚を上げず、地面を蹴らなくても5:00/kmは出る。しかし、それ以上のペースで走ろうとすると、脚を上げ、地面を蹴らなくてはならない。つまり、脚を運ぶのではなく、走らなければならないのである。
この差は、筋力的にも心肺的にも、精神的にも大きい。

バイクで疲労し、重くなった脚を上げ、地面を蹴り、なんとか走り続けた。ラスト5km以外は距離表示がなく、どれくらいのペースなのか全くわからない。ただ、走り切れそうなペースのMaxで進むしかない。ラン8km+バイク64kmくらいなら、もっと楽に走れると思っていたが、まるでフルマラソンの35km地点のごとく脚は言うことをきかなかった。雨は弱まることなく、降り続けている。私は、距離を踏む毎に、どんどん弱まっていった。

ランコースのほとんどは、田畑の中を通る田舎道。アップダウンもない。交通は規制されているようだが、その必要もなさそうなくらい静かだ。濡れた路面をシューズがたたく音だけが、響いている。

ゴールまで、あと5km。この地点からでも、ゴールの小松ドームは見える。それだけ、周りには何もない。手元の時計を見る。目標としていた4時間は切れそうだ。

ゴール手前500m。ZARDの「負けないで」が、大音量で聞こえてくる。目標タイムをクリアできそうなので、少しペースを緩める。何人かに抜かれたが、気にせず楽なペースで最後の数百メートルを走る。体が冷え切っていたためか、ドーム内が、やたらと暖かく感じられた。3:58:56でゴール。初めての小松鉄人レースは、予想を上回る厳しさだった。

順位は、総合で16位。年代別では4位に終わり、表彰台を逃してしまった。年代3位の選手との差は、たった15秒だった。疲れは倍増どころか、3倍増だ。
しかし、特別賞のお米をゲットすることができた。第26回大会ということで、順位に「6」が付く選手へのプレゼントだそうだ。3倍増した疲れは、なんとか1.5倍まで癒された。

雨でなかったら、ランもバイクも気持ちよく走れるコースだ。来年も、ぜひ参加したいと思う。そして、次こそは入賞したい。