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page3/4 私のフルマラソンのベストタイムは2時間55分である。3時間を切れるランナーは高橋尚子や野口みずきなどを含めた全ランナーの3%ととも4%とも言われている。トライアスロンのランは3時間34分がベスト。ランだけなら十分ハワイを狙えるタイムである。このようなこともあって、私はランが速いと思っている人が多い。私も、トライアスロンのランで抜かれるなんて、想像したこともなかった。以前は。 しかし、ここ数年のランの不調は凄まじく、福知山マラソン(フルマラソン大会)では、走るだけなのに3時間40分を超えている。また、昨年の佐渡国際トライアスロンでも4時間1分だった。こんなこともあり、今回のアイアンマンジャパンでは、どのような走りができるのか想像できなかったし、不安もあった。 バイク180kmを走り切って、脚が軽いわけはない。しかし、1kmでタイムを計ると4:55/kmだった。思ったよりもスピードは出ている。調子は悪くはないようだ。 30kmを超えると、月300km以上コンスタントに走っている人と、近年の私のようにレース前だけ200〜250km走る人との差が出始める。3時間30分台で走った時は、月に300km以上のトレーニングが3ヶ月続いた。この年、サブスリーも達成した。
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陽光はないが、暑さを感じる。湿度のせいか、熱が内側にこもって来る。エイドステーションでは、必ず水をかぶり、水分も補給した。スイムとバイクが速い外国人選手も、ランで苦労していた。日本人の私でも、この日の湿度は、不快そのもの。南半球から来た選手や北欧の選手は、慣れない気候に苦労したに違いない。 35km地点を過ぎると、完走を確信することができる。ゴールの次に嬉しい瞬間である。残り7kmなら全て歩いても時間内に完走できるからだ。 ゴール地点である五島高校のグランドへ入ると、薄暗い空間に、ゴールゲートがスポットライトを浴び、まるで海底の龍宮城のように輝いて浮かんで見えた。ゴールテープまでのストレートは、50m程しかない。ここだけは、もっと距離があってもいいのに、と思ってしまう。 エントリー1026名、スイム スタート954名(男子849名/女子105名)、完走826名(完走率87.3%)。 私の成績
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