 |
今までで最もハードなコース
5:00に起床し、まだ真っ暗な5:15には家を出た。途中、食事をしたりしたが、8:00前には会場に到着することができた。

受付もゴールも、この全天候型運動場「いきいきドーム」である。近代的な施設なのだが、「いきいきドーム」というネーミングが、高齢化が進む養父市の実情をうかがわせる。
この大会は今回が4回目の開催となる。ハーフの部は今年から新設されている。「sports entry」で調べていて、参加費が2,000円という安さ、養父という行ったことのない土地に魅力を感じてのエントリーである。
9:45、スタート地点、先週参加した「鴨川おこしやすマラソン」よりは、本格的なランナーが多くいる。それでも、年代別(40歳以上)なら入賞(6位以内)は十分狙えそうだ。なんせ、40歳以上は44人しかいないのだ。普通は距離の長い方に参加者が集まるのだが、この大会は一番長いハーフの部が一番少ない。エントリーした時は、もっと規模が大きい大会を想像していたが、少々拍子抜けだ。でも、規模が小さい=入賞の可能性が大きい、である。
ちなみに、今回はガンバ大阪のユニフォームではなく、Tシャツ(皆生トライアスロンの参加賞)で走った。実に4年ぶりである。

1km毎のラップとペース、心拍数のデータ。コースゆえ、ペースが大きくバラついている。しかも、普段とは逆で、心拍数が高いほどペースは遅い。
|
 |
10:00、スタート。100mほど上ると、後は一気に2.5kmを下る。ゆるやかな下りなら、スピードアップにつながるが、この下り坂は私の走る限界を超える勾配だ。足の回転がついていかない。走るというより、踏ん張ってスピードを抑えている状態だ。さらに、復路は、この坂を上らないといけないと思うと、憂鬱になった。
下り終えたところ(約2.5km地点)で総合12位。ここから、8kmまで延々5km以上も上ることになる。特に6km以降は勾配がきつく、マラソンというより登山のような足取りとなった。
前を行くランナーが、目前ではなく目上に見える。バテてもいないのに、7-8kmのラップは5:43/kmまで落ち込んだ。しかし、他の選手もきついのは同じ。頂上までに1人に抜かれたものの5人を抜き、8位へと順位を上げた。
頂上の折り返し(8km地点)で、40歳以上の部で3位であること、2位との差が大きいことがわかった。さらに、4位の選手との差が300mほどあることを確認。ここで年代別3位を目標にすることにした。8kmから10kmまでの急坂を転ばないようにブレーキをかけながら下る。
さっきまで5:40/kmを超えるペースだったのが、今度は4:10/kmを切るペースへと一気に上がる。一方、すれ違うランナーは、厳しい上りに顔をゆがめている。歩いている人もいる。下り切ると、またまた2kmほどの上りが待っている。しかし、1つ目の上りで心肺機能が順応したのか、この上りは比較的楽に感じられた。4:50/kmペースで上り切った。 2つ目の折り返し(12km地点)を過ぎると、今度は6kmほどの下りとなる。後半は勾配がゆるくなるので走りやすくなるが、上りと下りの両方で脚をかなり使ったため、思うようにペースは上がらない。
給水ポイントは全てパス。真夏でも20kmは無給水で練習していたので、今日の気温を考えると水分を摂る必要はない。ちなみに給水ポイントには、本当に水しかない。スポーツドリンクもない。
12km地点で、前を行く選手がペースダウン。総合で7位に上がる。ついて来られるのが嫌なので、少しペースを上げて振り切った。
最後の上りが始まる18km地点、後ろから追いついて来る気配はない。そのおかげで、警戒していたラスト2.5kmの上りをマイペースで上ることができた。それでも、20-21kmの平均心拍数は178となっている。もし、後ろから追い上げられていたら、私の心臓はどうなっていたやら。
坂を上り切ると、ようやく「いきいきドーム」が見えて来る。1時間33分32秒で、ゴール。ハーフマラソンでは過去最低の記録となったが、なんとか年代別3位に入ることができた。
走り終えた直後の疲れは、普段のハーフマラソンと同じだったが、翌日の筋肉痛はひどいものだった。まるでフルマラソンを走った時のよう。まともに歩けない、階段が降りられない。長い下りを走るダメージの大きさを、レース後の筋肉痛であらためて知ることになった。来年は、・・・・・もう出ません。
参加賞のタオルと3位入賞の賞状とメダル。

地図だと遠いように見えるが、大阪(箕面)から約2時間半。
|
 |