19 June 2011五島長崎国際トライアスロン Swim:3.8km/Bike:180km/Run:42.2km  

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Bike 180.2km

復興支援のため警察官が東北へ派遣されており、警官不足ということで交通規制に人数がかかる市内のルートはカット。少人数で規制できる山間部が中心のコースレイアウトとなりました。これにより、立ちこぎをしなくてはならない激坂はないものの、アップダウンが続く厳しいコースとなりました。

苦手のスイムを終え、意気揚々とバイクへ。
気温は19.9℃。濡れた体、ノースリーブのウエア、降り続く雨の中では、走り出すと非常に寒く感じました。しかも、スタート直後に、段差を乗り越えた衝撃でボトル1つと、バイクに貼り付けていた数々の補給食(ビニールテープで止めていたのですが、雨で粘着力が低下していたと思われます)を一気に失ってしまいました。

まぁ、こんなこと、いちいち気にしていたらトライアスロン(特にロング)なんてやってられません。何が起こっても動じないこと。常に余裕を持つこと。トライアスロンのレースで使うのは“体力”。できるだけ心配したり不安がったりしない、つまり余計な“気”を使わないようにすることが重要です。


写真にも写るくらいの豪雨。スタートからゴールまで、雨は止むことはありませんでした。










スタートして1時間もしないうちに1周48kmの周回コースに入ります。
1周目前半は、
アップダウンって、こんなん楽勝やん!上位に行くでぇ〜
後半は、
意外に1周って長いなぁ〜。

2周目前半で、
すでに、ちょっとヤバいかも・・・。
後半は、
もう1周走る体力なんて残ってないでぇ〜。

3周目前半、
トイレを理由に大型休憩。完走や、完走したらええんや。
後半は、
補給を理由に一旦停止。「こうやってトライアスロンができるだけで幸せやぁ」と無理やりプラス思考へ。
こんな切り替えが、トライアスロンには大切なんです。

坂ひとつひとつは大したことはないので、調子に乗っていたら、知らず知らずのうちに 体力を奪われていった、という感じです。気づいた時には、大幅なペースダウンを強いられることになっていました。

しかも、途中、痛いと感じるくらいの大雨。危険度も増し、神経も使わなければなりませんでした。180kmという道のりは、いつも以上に過酷なものでした。

 

バイクの順位は133位、タイムは過去最悪の6時間57分でした。
レース直前の3ヶ月だけ頑張ってトレーニングしてもあかんなぁ〜と痛感させられたバイクでした。

余談ですが、F田氏によると「バイクコースから教会(有名らしい)が見えた」そうですが、
私は過去5回出ていますが「教会?見たことないなぁ」
Kikuさんは9回目ですが「そんなん、あったかぁ?」。

ほとんどの選手は180kmを走るので精いっぱい。建物や景色なんて見えていないもんです。
そんな私ですが、数年前、ゲストで来られていた沿道で応援中の松岡修三さんには気づきました。
一人だけ異様にテンションが高かったので。

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